HIV/AIDS関連情報
2006年5月29日(月) インドネシアの地震について
2006年5月27日の早朝、マグニチュード6.3を記録した大地震は、ジャワ島中部、インドネシアの芸術文化の中心地ジョクジャカルタ南部を直撃しました。この地震で主にジョクジャカルタ市とジャワ島南岸の間に位置するバントゥル地区で4,983人(29日朝の時点)の人々が亡くなりました。
3万人もの人々が負傷し、被災各地で家屋が深刻な被害を受け、10万人もの人々が避難民となりそうです。少なくとも犠牲者の3分の1は幼い子どもたちです。
各国の行政や民間の組織が救援活動を開始しています。
UNICEF、国境なき医師団、日本赤十字、AMDAでは、救援活動を開始したと同時に、website上で義援金の募集も開始しています。アジアアフリカ環境協力センター、被災地NGO恊働センターも救援活動を迅速におこなっています。(29日午後20時現在、website上での義援金呼びかけは始まっていないようです。)日本レスキュー協会は、現地に災害救助犬を派遣できるよう外務省と交渉中とのことです。
GINAは、設立趣旨とは異なりますが、同じ民間の奉仕団体として被災者の方々に協力していきたいと考え、第一弾として、これまでに集まった寄付金の一部をUNICEFと国境なき医師団に寄付いたしました。
賛助会員の方やそれ以外の方で、この地震の被災者に義援金を送りたいと思われる方がおられましたら、直接、上にご紹介した組織などにアクセスするようにお願いいたします。(GINAを通すとタイムラグや銀行の手数料が発生するからです。)
(谷口 恭)
3万人もの人々が負傷し、被災各地で家屋が深刻な被害を受け、10万人もの人々が避難民となりそうです。少なくとも犠牲者の3分の1は幼い子どもたちです。
各国の行政や民間の組織が救援活動を開始しています。
UNICEF、国境なき医師団、日本赤十字、AMDAでは、救援活動を開始したと同時に、website上で義援金の募集も開始しています。アジアアフリカ環境協力センター、被災地NGO恊働センターも救援活動を迅速におこなっています。(29日午後20時現在、website上での義援金呼びかけは始まっていないようです。)日本レスキュー協会は、現地に災害救助犬を派遣できるよう外務省と交渉中とのことです。
GINAは、設立趣旨とは異なりますが、同じ民間の奉仕団体として被災者の方々に協力していきたいと考え、第一弾として、これまでに集まった寄付金の一部をUNICEFと国境なき医師団に寄付いたしました。
賛助会員の方やそれ以外の方で、この地震の被災者に義援金を送りたいと思われる方がおられましたら、直接、上にご紹介した組織などにアクセスするようにお願いいたします。(GINAを通すとタイムラグや銀行の手数料が発生するからです。)
(谷口 恭)
2006年5月26日(金) HIVウイルスの起源解明
読売新聞によると、HIVは、アフリカのカメルーン南東部に生息するチンパンジーから人間へ感染した可能性の高いことを、欧米とカメルーンの研究チームが初めて突き止めました。
各地のチンパンジーが保有しているウイルスを比較して分析しました。治療薬やワクチン開発につながる成果と期待されるとのことで、米科学誌サイエンス電子版に掲載されました。
HIVの起源は、チンパンジーに感染するサル免疫不全ウイルス(SIV)といわれています。研究チームは、カメルーン国内の10か所でチンパンジーのふんを採取。5か所のふんからSIVの遺伝子を検出しました。
分析の結果、遺伝子の構造には地域差があり、同国南東部の2か所で検出されたSIVが、世界的に流行しているHIVと酷似していたため、この結論に達した模様です。
しかし、そもそも最初のHIVキャリアとなった人間は、どういうふうにチンパンジーからウイルス感染したのか?については不明ですが、一説には現地の人々が食料としてチンパンジー狩を行った際に、チンパンジーの血液に触れるなどしてウイルスに感染したものと思われます。
(浅居 雅彦)
各地のチンパンジーが保有しているウイルスを比較して分析しました。治療薬やワクチン開発につながる成果と期待されるとのことで、米科学誌サイエンス電子版に掲載されました。
HIVの起源は、チンパンジーに感染するサル免疫不全ウイルス(SIV)といわれています。研究チームは、カメルーン国内の10か所でチンパンジーのふんを採取。5か所のふんからSIVの遺伝子を検出しました。
分析の結果、遺伝子の構造には地域差があり、同国南東部の2か所で検出されたSIVが、世界的に流行しているHIVと酷似していたため、この結論に達した模様です。
しかし、そもそも最初のHIVキャリアとなった人間は、どういうふうにチンパンジーからウイルス感染したのか?については不明ですが、一説には現地の人々が食料としてチンパンジー狩を行った際に、チンパンジーの血液に触れるなどしてウイルスに感染したものと思われます。
(浅居 雅彦)
2006年5月22日(月) HIV感染者対象の保険が南アフリカで販売され世界から関心
共同通信によると、エイズウイルス(HIV)感染者数が世界最多の南アフリカにある保険会社オールライフがこのほど、HIV感染者だけを対象にした生命保険の販売を始めました。
このような保険は世界で初めてといいます。
現在は南ア国内でしか販売されていませんが、日本や欧米から多数の問い合わせがあるといい、関心の高さをうかがわせます。
同社によると、この保険は、HIV陽性だが、まだエイズを発症していない人が対象です。加入後、定期的に医師の診察を受け、具合により抗エイズ薬の服用を続けることが条件となっています。
掛け金は年齢や健康状態により異なりますが、受取額10万ランド(約170万円)あたり、月額200-700ランド(約3400-約1万2000円)を支払います。標準受取額は35万ランドで、最高受取額は170万ランド。昨年12月の発売以来、200-300口が売れたといいます。
同社は、死亡時に葬儀費用が出る保険の契約者の3分の1がHIV感染者である点に着目。手数料を低く設定するなどして、掛け金を下げて商品化しました。将来的には海外にも販売を拡大したいとしています。
(浅居 雅彦)
このような保険は世界で初めてといいます。
現在は南ア国内でしか販売されていませんが、日本や欧米から多数の問い合わせがあるといい、関心の高さをうかがわせます。
同社によると、この保険は、HIV陽性だが、まだエイズを発症していない人が対象です。加入後、定期的に医師の診察を受け、具合により抗エイズ薬の服用を続けることが条件となっています。
掛け金は年齢や健康状態により異なりますが、受取額10万ランド(約170万円)あたり、月額200-700ランド(約3400-約1万2000円)を支払います。標準受取額は35万ランドで、最高受取額は170万ランド。昨年12月の発売以来、200-300口が売れたといいます。
同社は、死亡時に葬儀費用が出る保険の契約者の3分の1がHIV感染者である点に着目。手数料を低く設定するなどして、掛け金を下げて商品化しました。将来的には海外にも販売を拡大したいとしています。
(浅居 雅彦)