HIV/AIDS関連情報

2006年11月5日(日) 日本の四半期報告、HIV感染者が過去2位

 厚生労働省エイズ動向委員会は、四半期(3ヶ月)ごとに新たにHIV感染が判った者、及びエイズを発症した者の人数を発表しています。以前このコーナーでお伝えしましたように、今年の第2四半期(4月から6月)の報告はHIV感染者が248件と過去最高となりました。一方、エイズ発症者は106件でした。(詳細は「厚生労働省のエイズ動向委員会の第2四半期報告」2006年8月25日)

 先日、第3四半期の結果がエイズ動向委員会より発表され、HIV新規感染者数は今年の第2四半期に次ぐ過去2位であることがわかりました。

 11月2日の共同通信によりますと、7月から約3カ月間に報告されたHIV新規感染者数は男性214人、女性19人の計233人とのことです。エイズ発症者数は107人で、こちらは2004年の第3四半期(7月から9月)の126人に次いで過去2番目に多いことが分かりました。

 新規感染者の感染経路別では、同性間の性的接触が136人(うち128人が日本人男性)で最多となり、年齢別では20-30代が約69%を占めますが、40代以上も約30%と前期に引き続き増加傾向にあります。日本人女性の感染者、患者数は計23人で、こちらも前期に比べ増加しています。

(谷口 恭)