HIV/AIDS関連情報

2008年6月1日(日) 5歳未満の死因、エイズは18%

 ユニセフ(国連児童基金)は、5月28日、横浜市で開かれたアフリカ開発会議(TICAD)で、「アフリカ子供白書2008」を発表しました。(報道は5月29日の共同通信)

 白書によりますと、世界中で毎年、約1,000万人の子供が5歳の誕生日前に亡くなっており、そのうち半分の約500万人はアフリカの子供たちです。

 サハラ砂漠以南のアフリカの5歳未満児死亡率は1970年から2006年の36年間で約3分の1に減少しています。しかし、予防可能な病気での死亡がいまだに多く、死因の40%は下痢や肺炎です。

 マラリアとエイズはそれぞれ18%を占めています。

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 日本ではエイズとは成人の病気というイメージが強いですが、アフリカでは5歳未満の死因の18%を占めているということには注目すべきでしょう。

 もちろん、これはアフリカだけの事象ではなく、GINAが支援しているタイの子供たちにもHIV陽性の子供がいます。

(谷口恭)