HIV/AIDS関連情報

2007年5月14日(月) 風邪薬から覚醒剤を製造し逮捕

 韓国の水原地検麻薬組織捜査部は5月4日までに、市販の風邪薬から覚醒剤を製造した疑いで在米韓国人ら2人を逮捕、起訴したと発表しました。(報道は5月7日の共同通信)

 検察当局は、覚醒剤製造過程を紹介したインターネット上のサイトを閉鎖するよう米当局に要請しています。

 韓国メディアによりますと、起訴された在米韓国人は米国でインターネットを通じて覚醒剤の製造方法を知り、今年初めにソウル市内の4カ所の薬局で100万ウォン(約13万円)相当の風邪薬を購入したそうです。

 容疑者らは、トラックに機材を積み込み、山間部などを移動しながら覚醒剤を製造していたようです。

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 覚醒剤(アンフェタミンやメタンフェタミン)は、実は、小さな研究室程度の設備があれば誰でも簡単に製造することができます。そのため、日本国内でも密造されているのではないかという噂が多々あります。

 これを防ぐには、実際に製造した者だけでなく、製造方法を教えた者に対しても重罪を課すのが現実的でしょう。

(谷口 恭)