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2007年4月3日(火) 小児愛者の恐るべきネットワーク

 毎日、世界中でおよそ15,000人もの小児愛者がインターネットを使って、子供のヌードを集めたり、少女(少年)買春を求めたり、子供がどこで安く買えるかといった情報を集めたりしている、などといったことが、3月26日にバンコクで開かれたワークショップで発表されました。(報道は3月27日のバンコクポスト)

 このワークショップは、マイクロソフト社がタイのイギリス領事館と共同で企画したもので、2週間にわたり開催されています。

 参加者のひとりであるマイクロソフト社のスタッフは次のようにコメントしています。

 「小児愛者のネットワークは世界規模であり、彼らは幼い子供の純真さを破壊し続けている。彼らのおこなうすべてのクリックが小児虐待へと通じている」

 このワークショップで発表された内容は、あまりにも刺激が強いためマスコミにも部分的にしか公開されないことになっています。参加者は小児愛や幼児虐待が問題になっている東南アジアの国々から集まった合計54人です。参加者の多くは、警察官、裁判官、弁護士、小児愛反対活動をおこなっている活動家たちです。

 参加者のひとりは次のようにコメントしています。

 「昔は、小児愛者たちは学校や公園、プールの周りをうろうろし、ターゲットの子供を探していた。今は、子供になりすまして子供が集まるチャットルームに入り、そこで子供と仲良くなるといったケースが増えてきている」

 最近の傾向として、被害に合う子供の年齢がどんどん低年齢化してきているそうです。

 昨年、英国のある機関が報告したデータによりますと、小児愛や幼児虐待に関したウェブサイトは約5,000あり、これを国別でみると、1位が米国で約半数、2位がロシアで14.9%、3位が日本の11.7%と続きます。

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 うまく日本語に訳せませんでしたが、上記で「小児愛者」としているのは、原文では、"predators"となっています。predatorには、捕食者、略奪者などの意味があります。

(谷口 恭)