HIV/AIDS関連情報

2007年3月17日(土) ドイツ人留学生が殺害された理由は・・・

 3月15日、バンコクのラムカムヘン通り30のアパートに住む25歳の男性ドイツ人が殺害されているのが発見されました。

 男性は全裸で出血した状態で倒れており、遺体の近くには血液の付着したダンベルが置かれていたことから、このダンベルが凶器とみられています。

 男性は、2004年にラムカムヘン大学に入学するためにタイに来ていたようです。ラムカムヘン大学は、タイの国立大学で、希望すれば誰でも無試験で入学することができます。

**************

 さて、この事件は、Bangkok Post, The Nationといったタイの英字新聞の情報ではここまでなのですが、バンコク週報はもう少し踏み込んだ報道をしています。

 3月16日のバンコク週報によりますと、この男性は同性愛者で、部屋からはHIV陽性を示す診断書が見つかっています。その診断書の日付は昨年12月となっているそうです。

 このため、警察では、被害者にエイズをうつされた者が恨みを晴らそうと部屋に押しかけたという線でも捜査をすすめるそうです。