HIV/AIDS関連情報
2007年2月3日(土) ニューヨークが無料コンドームの大量配布
1月25日のAP通信によりますと、ニューヨークのブルームバーグ市長はHIVを含む性感染症を減少させることを検討しており、その戦略のひとつにコンドームの無料配布の拡大があげられています。
ニューヨークではこれまでも市から大量のコンドームが無料で配布されていますが、今後さらにその数を増やしていくそうです。関係者の話によれば、多くの人々に携帯してもらうためコンドームのパッケージをお洒落にすることが検討されているようです。現在浮上しているアイデアは、地下鉄をモチーフとしパッケージに地図を載せるというものです。ニューヨーク市健康局のトーマス・フリーデン(Thomas Frieden)長官は、「人々はノンブランドのものよりもブランドを好む。それはコーラや薬品といったものでも同じだ」、と述べています。
現在ニューヨーク市は毎月150万個、年間では1,800万個の無料コンドームを配布しています。数百もの団体が無料コンドームを市から仕入れて、クリニック、バー、レストラン、ネイルサロン、クラブ、さらに牢獄といった場所でも無料配布がおこなわれています。
無料配布されているコンドームは個人が直接ニューヨーク市に注文することはできませんが、組織であればどのような団体でも無制限に注文することができます。2005年にオンラインオーダーシステムを導入してから一気に注文数が増加しています。
こういった無料コンドームの配布は、フリーデン長官が健康局長官に就任した2002年から急速に広まっています。フリーデン長官のオフィスの外には、無料コンドームを入れた箱が用意されているそうです。
現在ニューヨークには10万人以上のHIV陽性者が住んでおり、65歳未満のニューヨーカーの死因第3位がエイズです。
(谷口 恭)
ニューヨークではこれまでも市から大量のコンドームが無料で配布されていますが、今後さらにその数を増やしていくそうです。関係者の話によれば、多くの人々に携帯してもらうためコンドームのパッケージをお洒落にすることが検討されているようです。現在浮上しているアイデアは、地下鉄をモチーフとしパッケージに地図を載せるというものです。ニューヨーク市健康局のトーマス・フリーデン(Thomas Frieden)長官は、「人々はノンブランドのものよりもブランドを好む。それはコーラや薬品といったものでも同じだ」、と述べています。
現在ニューヨーク市は毎月150万個、年間では1,800万個の無料コンドームを配布しています。数百もの団体が無料コンドームを市から仕入れて、クリニック、バー、レストラン、ネイルサロン、クラブ、さらに牢獄といった場所でも無料配布がおこなわれています。
無料配布されているコンドームは個人が直接ニューヨーク市に注文することはできませんが、組織であればどのような団体でも無制限に注文することができます。2005年にオンラインオーダーシステムを導入してから一気に注文数が増加しています。
こういった無料コンドームの配布は、フリーデン長官が健康局長官に就任した2002年から急速に広まっています。フリーデン長官のオフィスの外には、無料コンドームを入れた箱が用意されているそうです。
現在ニューヨークには10万人以上のHIV陽性者が住んでおり、65歳未満のニューヨーカーの死因第3位がエイズです。
(谷口 恭)