HIV/AIDS関連情報

2007年2月14日(水) マレーシア、違法薬物のプッシャーが逮捕

 2月6日のバンコクポストによりますと、2月2日、マレーシア北部のペナン州の警察が違法薬物のシンジケートのアジトを暴き、このシンジケートのメンバーである36歳の男を逮捕し、およそ100万リンギット(約3,400万円)に相当する違法薬物、及びそれらを精製したりパケットにしたりする器械を押収しました。

 押収された薬物は、1,288グラムのヘロイン、1,263グラムの粉末の覚醒剤(メタンフェタミン)、904グラムのケタミン、2,000錠以上のエクスタシー(MDMA)です。

 警察の調べで、このシンジケートは違法薬物を海外から大量に仕入れ、小さなパケットに詰め替えていたことが分かりました。現在マレーシア警察はこのシンジケートの他のメンバーの行方も追っています。 

 マレーシアは違法薬物に対する取締りが大変厳しく、麻薬を所持していれば絞首刑になります。押収された薬物のなかには麻薬(ヘロイン)が含まれていますから、この男が死刑になるのは間違いありません。

 これだけ厳しい法律が施行されている国で大量の薬物が押収されたわけですから、アジア全域でみたときの流通量を考えると恐ろしくなります・・・。

(谷口 恭)