HIV/AIDS関連情報

2006年9月16日(土) オーラルセックスにもコンドーム

 9月12日のnewsclip.be(http://www.newsclip.be)によりますと、梅毒などの性感染症やエイズの拡大を防ぐため、タイ保健省は口腔性交(オーラルセックス)の際にもコンドームやデンタルダム(女性器にあてる薄いシート)を使うよう呼びかけています。

 都内バンラック地区の病院の報告によると、HIVに感染した男性のうち10人に1人が口腔性交が原因という事実が明らかになりました。

 同省が1991年から取り組んでいるエイズ対策では、風俗店のコンドーム使用率100%をめざし、今年の新たな感染者を1万6000人以下に抑えるという目標があります。

 しかし、店に勤務せず、いわゆる「フリー」の売春婦や街娼も多いタイでは、こういった政府の指導では、解決は難しいのではないかと懸念する向きもあります。

 また、日本の風俗店の場合、コンドームなしの口腔性交は当たり前で、たいていの場合口内に射精しますが、顧客、セックスワーカー双方ともに「日本だから安全」と言い切れるでしょうか?

(浅居 雅彦)