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2006年9月16日(土) ピーピー島でベルギー人男性射殺

 9月13日の newsclip.be(http://www.newsclip.be)によりますと、9月10日未明に南部クラビ県のピーピー島でベルギー人男性(24)が射殺された事件があり、地元警察は11日、オープンバー従業員の男2人と物売りの男2人を殺人などの容疑で逮捕しました。

 4人は21~25歳の遊び仲間で、酒に酔ったベルギー人男性が4人と一緒にいたタイ人女性を侮辱したため乱闘になり、従業員の男が拳銃で男性の頭を撃ったと報道しています。  

 恐ろしいですね。タイ人。リゾートで酒に酔った観光客なんか本気で相手にしなくてもいいのに、「侮辱」と受取ってしまうなんて。

 実は、タイではこういった他愛も無いトラブルが昂じて、殺人にまで発展するという事件が後を絶ちません。

 タイは東南アジアで唯一、一度も欧米の植民地になったことが無い国で、非常に誇り高い民族です。よく「微笑みの国」などと言われますが、その微笑が無くなったとき(プライドを傷つけられたとき)には、双方いずれかが死ぬまで争うとまで言われています。

 また、銃の所持は法律で禁止されていますが、簡単に手に入るようです。私自身、カオサンロードの屋台で、たまたま向かい合せになった地元チンピラのジャケットの内側ポケットに、拳銃が入っていたのを見たことがあります。

 例えて言うならば、サッカーでもホームとアウェイで戦い方に違いがあるように、アウェイでは、極力トラブルを起こさないようにするのが旅の要諦です。

(浅居 雅彦)