HIV/AIDS関連情報

2006年8月28日(月) チェンマイで密売人と警官が真昼の銃撃

 バンコク週報1233号(2006年8月28日)によりますと、8月16日の昼過ぎ、タイ国チェンマイ県の市場で、数人の私服警官と覚醒剤密売人が銃撃戦を繰り広げる事件がありました。昼過ぎの市場ですから、買い物客も多く、逃げ惑う人々で現場は一時大混乱になったそうです。

 おとり捜査中の私服警官が、覚醒剤200錠の引渡し場所として密売組織が指定した市場に出向き、密売人の身柄を拘束しようとしたところ、銃撃戦が始まったとのことです。この密売人はチェンライ県出身の34歳の男性で、銃撃戦で足に被弾しましたが命に別状はないようです。

 この銃撃戦で、クァイッティァオ(米麺)屋台の店主に流れ弾が当たり怪我を負ったそうです。

 覚醒剤については、HIV感染のみならず、こういった危険性についても認識しておくべきでしょう。

 チェンマイは、タイのなかで最も外国人に人気のある県のひとつです。タイ国を再びドラッグ天国にしてはなりません。需要があるから供給があるのです。ならば、GINAとしては、覚醒剤の危険性を草の根レベルで訴えていきたく思います。

(谷口 恭)