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2006年11月26日(日) 住むのに適した国のランキング

 11月10日のNEWS.COM.AUの報道では、国連開発計画が発行する報告書(人間開発指標)によるとノルウエー、アイスランド、オーストラリア、アイルランドとスウェーデンは住むのに最適な国だとランキングされているのに対して、アフリカはエイズのせいで生活の質が悪化しているとのことです。

 日本はカナダとアメリカの間、7番目にランクインしています。

 報告書は国民一人当たりの収入だけでなく、教育のレベルや、健康や平均寿命なども考慮にいれてランキングしています。

 当然のことながら、トップにランクされている国々は高収入で、健康で、高い教育を受けることのできる環境にあります。例えばノルウェーの人々は、171番目ともっとも低いニジェールの人々より40倍も裕福だと報告されています。

 低い人間開発指標が出ている31の国々では、平均寿命はたったの46歳で、裕福な国々より32歳も低い値となっています。

 1990年以来、サブ・サハラアフリカの人間開発指標は停滞していて、経済的な理由もありますが、大半はエイズが原因だとレポートにあります。

 177カ国のリストはニジェールが最下位で、その上にランキングされているのがチャドやモザンビーク、コンゴなどのアフリカの国々となっています。

 尚、国連開発企画のこのランキングではタイは74位、他のアジア諸国は以下のように位置づけされています。

 韓国26位、中国81位、シンガポールが25位、ブルネイ34位、マレーシア61位、フィリピン84位、インドネシア108位、ベトナム109位、カンボジア129位、ミャンマー130位、ラオス133位。

(大和さちよ・浅居雅彦)