HIV/AIDS関連情報

2006年6月21日(水) 仕事も恋人もなくした日本人の自殺

 タイの大衆新聞タイラット紙2006年6月5日号によりますと、バンコク在住の44歳の日本人男性が、6月4日にアパートで首をつって自殺しているのが、家賃の取立てのために部屋を訪れたアパート管理人によって発見されたそうです。

 報道によりますと、この日本人男性(新聞には実名が報道されていますがここでは伏せておきます)は、数ヶ月前から失業しており、貯金が底をつき、付き合っていたタイ人の恋人にも逃げられた末の自殺だったとのことです。

 現場には遺書とともに、その恋人の写真が置かれていたそうです。

 私がこのニュースを知り合いのタイ人(女性)に話すと、この日本人から逃げたタイの女性というのは(元)売春婦であるに違いないと言います。

 「どうしてそんなことが分かるの?」という私の質問に対し、「タイの女は情が厚いから、仕事をなくしてお金がないくらいのことで男から離れることはない。この女は初めから金目当てで付き合ってるから、金が尽きた男から去って行ったに違いない。」という答えが返ってきました。

 タイラット紙には、日本人や西洋人の男性が自殺をしたという記事が頻繁に掲載されますが、その多くがタイ人の恋人に逃げられた挙句の自殺であると報道されています。

 私の知り合いが言うように、男が自殺する直前に逃亡したタイ女性は(元)売春婦なのでしょうか。

 事実はそうであったとしても、自殺した男性にとっては、売春婦ではなく「恋人」であったに違いありません。

 逝く直前まで写真のなかのその女性を見つめていたのですから・・・。

(谷口 恭)